GRAFFITI -68年5月パリの落書き no.1

 以下は1968年の5月革命の時にパリの街角や大学内にかかれた落書き(詩)の翻訳。主に、シチュアシオニスト関係の出版を手掛けているアメリカ・バークレーの出版社Bureau of Public Secretsのサイトに載っている英訳されたものを日本語に訳して掲載した(自分の英語力では訳せないものも一杯あったので、誰か訳してほしい!)。http://www.bopsecrets.org/CF/graffiti.htm  
戦争中で、サクセスストーリーと商品と残業ばかりで、言葉が死にかけたこの国で、退屈し、息苦しい思いをしている人々の励みになって、ついでに「蜂起」もしくは「放棄」のきっかけになればなお嬉しい。


★ 移動、労働、移動、睡眠...

★ 退屈は反革命的だ。

★ 我々は飢餓で死なない代償が退屈であるような世界を拒否する。

★ 私たちは生きたいのだ。

★ 豊であるとは、その貧しさに甘んずることか。

★ 消費すればするほど生は貧しくなる。

★ すでに10日も幸福な日々が。

★ 今、この時を生きろ。

★ 明日は楽しめるだろうという予測が今日の倦怠を慰めはしない。

★ 快楽に強制される留保は、留保なく生きる快楽を挑発する。

★ 仲間よ、もし皆が我々のようにしたらどうだろう...

★ 君は消費者か、それとも参加者か。

★ スペクタクルと商品の社会などくたばってしまえ。

★ ロボットでも奴隷でもないぜ。

★ 人はバカか利口かじゃない。人は自由かそうじゃないかだ。

★ 人間の解放は完全にか、そうでないかだ。

★ 他者の自由は私の自由を無限に拡大する。(バクーニン)

★ この頃のマゾヒズムは、改良主義の形式をとる。

★ おれのケツの穴を改革してくれ。

★ 生きる権利を求めるな。奪い取れ。

★ あらゆる種類の冒険を失った社会で、残るたった一つの冒険はその社会を廃絶することだ。

★ 走れ、仲間よ、古き世界が君のすぐ後ろに迫っている。

★ 我々は誰にも請わない。我々は何も要求しない。我々は奪い、占拠する。

★ 国民投票:賛成だろうが反対だろうが我々が投票したところで、それは我々をただの間抜けにしてしまう。

★ 服従は意識からはじまるし、意識は不服従からはじまる。

★ ボスに従うことは苦痛だ。ボスを選ぶことは愚かなことだ。

★ 指導者を変えるのではなく、生き方を変えよう。

★ 私を解放しないで。それは私自身がやることだから。

★ 自然は召使いも主人も創造しなかった。私は支配することも、支配されることも拒否する。

★ 私は誰のためにあるのでもない。民衆のためにさえも、ましてその指導者たちのためになど。

★ 注意:出世主義者と野心家が左翼の仮面を付けて変装してるってこともあるぜ。

★ 政治屋どもの汚ねぇ扇動に騙されるな。我々は我々自身に頼らなければならないのだ。自由のない社会主義なんてただのバラックだ。

★ 革命はそれ自身のために存在することを止めなくてはならない。

★ 全ての権力は堕落する。完全な権力は完全に堕落する。

★ 私たちは社会構造に順応する人々ではなく、人々に役立つ社会構造を望む。

★ 革命は委員会のものではない。革命はあなたのものだ。

★ 愛の営みをすればするほど、革命をしたくてたまらなくなる。革命をすればするほど
、愛の営みをしたくてたまらなくなる。

★ 政治は街頭にある。

★ バリケードは街を封鎖する。しかし道をひらく。

★ 幸福なんてクソクラエ。

★ 私たちの希望は絶望的なところからのみ生まれる。

★ 最後の資本家が最後の左翼のはらわたで吊るされる時にしか、人類は幸福になれないだろう。

★ 決して働くな。

★ 働くことしか知らない者は、働いていないときに退屈を感じる。働き者じゃない者は決して退屈を感じない。

★ 万国の労働者よ、楽しもうぜ!

★ 1936年以来、私は賃上げのために闘ってきた。私の父親も賃上げのために闘ってきた。そして今、私はテレビ、冷蔵庫、フォルクスワーゲンを持っている。しかし、私の生涯は単に誰かに引きずられているようなものだった。ボスとの交渉はやめておけ。ヤツらを廃絶するんだ。

★ ボスはあなたを必要としている。あなたはボスを必要としていない。

★ 我々が共にこの機械を止めることによって、我々はヤツらの弱さを証明できるだろう。

★ 工場を占拠しろ。

★ 労働者よ、きみはまだ25歳かもしれないが、きみが参加している組合は前世紀から続いてきたのだよ。

★ 破壊の情熱は創造的な喜びだ。(バクーニン)

★ これは皆に関係があることだ。

★ 君の隣人たちに語れ。

★ 壁に耳あり。君の耳に壁あり。

★ まずは君自身に異義を申し立てろ。

★ 独立は人との対話の第一条件だ。

★ 私たちみんなが好ましからざる者。

★ 我々は「不適合」のままでいるべきだ。

★ 人には喫煙の権利がある。特にマリファナの。

★ オレはバカものだ。

★ コンクリートが私たちを無感覚にする。

★ 森は人に先行する。砂漠は人の後に来る。

★ 近々この場所に登場予定:すごく魅力的な廃虚

★ 私の目的は人々の心を揺さぶり乱すことにある。私はパンを売っているのではない。私はイーストを売っているのだ。(ウナムノ)

★ 保守主義とは腐敗と醜さのこと。

★ あんたは中身が空っぽだよ。

★ きっと安楽に死ねるだろうよ。

★ 身を隠せ、そして反対しろ!

★ コート&ネクタイ野郎の革命に「ノー」を。

★ 試験=屈従、社会的昇進、階級的社会。

★ 官僚が君の中にいる。

★ 退屈しているのに気付いた時、人々は退屈するのを止めるだろう。

★ 喜びは新しいアイデアだ。

★ 死んだ時間なしに生きたまえ。

★ 日常の現実を無視して、革命と階級闘争について話す人々の口には死体が詰まっている。

★ もし教育や家族や政治や愛の中での日々の行動にかかわりがないのなら、私の思想は
革命的とは言えない。

★ 詩は街頭にある。

★ 最も美しい彫刻は警官の頭に投げつけられた舗道の石だ。

★ 芸術は死んだ。死骸なんかにカネを払うな。

★ 芸術は死んだ。我々の日常を解放しよう。

★ 芸術は死んだ。ゴダ−ルは何も変えられなかったのさ。

★ ゴダ−ル:最高に間抜けなスイス人毛沢東主義者。

★ 終わりなき文化的震動。

★ 私たちはワイルドで短命な音楽を求める。私たちは根本的な改革を提案する。コンサート・ストライキ、サウンドの研究の集い、著作権の廃止。サウンド・システムを皆の共有物とする。

★ 文化はジャムみたいなものだ。少なくなればなるほど、人は薄く塗ってのばす。

★ アナーキーとは私のこと。

★ 新しい性倒錯を発明せよ。

★ 革命、愛してるわ!

★ 現実的であるために私は欲望する。なぜなら私は私の欲望の現実性を信じるからだ。

★ 現実を求めることは素晴らしいことだ! あなたの要求が実現すればさらに素晴らし い!

★ 私は永久に幸福であることを宣言する。

★ リアリストであれ、不可能を要求せよ。

★ 想像力を権力に。

★ 君のズボンのファスナーを開くように、君の頭脳を開放せよ。

★ 想像力が欠けていると、欠けていることが想像できない。

★ 想像力は贈り物ではない。獲得するものだ。(ブルトン)

★ 君が学んだすべてを忘れてしまえ。夢みることからはじめよう。

★ 行動は反応ではあってはならない。創造であるべきだ。

★ 私たちは行動によって不当な境界を打破し、解決策を見つけだすことができる。

★ 掃除に参加せよ。ここに女中はいない。

★ 教えるものみんなが教えられるものだ。教えられるものみんなが教えるものだ。

★ 愛してる! おお、舗道の石を手にしながら言ってくれ!

★ 誇張は発明の始まり。

★ 禁止することを禁止する。

★ 警官がわれわれ一人一人の中で眠っている。ヤツを殺せ。


GRAFFITI -68年5月パリの落書き no.2